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野球 コラム 2019年10月11日

ザ・ギース尾関高文の対談リレー~梵英心編~

野球好きコラム by ザ・ギース 尾関高文
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ー梵さんがエイジェックに来てもうすぐ1年半になりますね。

梵「そうですね。ここに来てからの一年は信じられないくらい早かったです。これまで料理はしてこなかったのですが、今は豚肉を多めに買って冷凍保存しながら調理するほどになりましたね。」


ーそれはすごいですね(笑)そもそもエイジェックに入るにはどういう経緯があったんですか?カープをやめてから一旦アメリカに行っていましたよね?

梵「国内のプロでは正直難しいかもしれないと思って、2月半ばからマイアミにトライアウトを受けに行ったんですね。向こうには沢山チームがあって、日々トレーニングをしながらいつ行われるかわからないトライアウトを待つという状態でした。」


ー向こうのトライアウトはレベルが高いのですか?

梵「技術で負けているとは全く思わなかったんですが、やはり年齢で弾かれることも多くて。そうこうしているうちに2ヶ月たってしまって、いつまでもこちらにいられないなと。最後の墓場を探すしかないなと、そう思った時にランカスター(アメリカ・ペンシルベニア州)でトライアウトがある事を聞いたんです。なんとか最後にそこを受けたいと思ってツテを探していたら元ロッテの渡辺俊介さんがいたことを思い出したんですね。俊介さんにどう連絡を取ろうかと悩んでいたら梅津(智弘)が知っているなと。それでなんとか紹介してもらって受けることができたんです。」


ーまさか元カープの梅津さんがここで暗躍するとは(笑)

梵「マイアミが気温35度くらいだったんですけど、ランカスターに行ったらまさかの0度(笑)気温差35度の中で最後のトライアウトが終わりました。たった2ヶ月でしたけど10年に感じるくらい人生で一番濃い時間でしたね。その間にエイジェックからも連絡があって今に至るという感じです。」


ーエイジェックでコーチという立場になって自分の中で意識している部分はありますか?

梵「僕「今の若い人は」とか「おれの時代は」という言葉が大嫌いなんですよ。今まで色んなコーチを見てきて頭ごなしに叱り付けたり技術を押し付ける人には疑問を感じていたので、選手とは出来る限りコミュニケーションをとってたくさんの選択肢を与えてあげるようにしています。」


ー元プロの梵さんが来たということで選手たちも意識が変わったのではないですか?

梵「それはあると思います。プロで学んだ膨大な経験を直接伝えることができますしね。選手達もカープの選手についてよく聞いてきますよ。鈴木誠也選手ってやっぱりすごいんですか?とか西川選手はなんであんな打ち方なのに打てるんですかとか。西川の打ち方と菊池の守備はマネするな、あれは天才しかできないんだとは言っていますが(笑)。」


ー本日練習を見させて頂きましたが梵さんの雰囲気も心なしか柔らかくなった気がします。

梵「そうですね。昔よりだいぶ丸くなったかもしれません(笑)。広島にいた頃は野球人「梵英心」としてずっと気を張らなくてはいけなかったというのもありますし。とにかく結果を出すこと以外の余裕はなかったですから。」


ーこっちに来て初めてフラッと「やよい軒」に行けたと言っていましたもんね(笑)

梵 広島では気軽にそんな店にはいけなかったので。でもこないだ丸亀製麺でお皿を下げる時洗い場から「梵さん、僕カープファンです!」と急に声をかけられて驚きましたけど(笑)。こっちの平和な空気に慣れ過ぎないように、朝起きたら「梵英心」のスイッチをバチッと入れてから練習には行くようにしています。」


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