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【都市対抗野球2019】
JFE東日本 vs. パナソニック ハイライト(第10日 第3試合)
第3試合はパナソニック(門真市)とJFE東日本(千葉市)の準々決勝だった。
JFE東日本は初戦で好投した大卒2年目の右腕・本田健一郎。速球は140キロ前後とやや抑えめだったが、スライダー、チェンジアップをコースに集めて安定した投球を見せる。
打線も1回裏、パナソニックのミスを突いて先制する。4番・平山快が一死1・2塁から中飛を放ち、二塁走者はタッチアップ。すると中継プレーが乱れ、ホームのカバーも不在だった。二塁走者が一挙に本塁へ生還して先制する。
しかし、パナソニックは7回表、JFE東日本の2番手・橘朋晃を攻略する。失策も絡めで一死1・2塁のチャンスを作ると、6番・田中宗一郎が左中間にタイムリー二塁打を放って1-1の同点。
さらに7番・藤井健の死球で一死満塁とチャンスを拡げる。JFE東日本はここで3番手投手に須田幸太を起用した。横浜DeNAベイスターズを経て、9年ぶりの社会人復帰を果たした33歳の右腕だ。
一塁側の応援席は須田の登場に盛り上がり、劣勢の空気が一転。須田はこの回のピンチを封じると、7回裏に味方の打線が応える。
JFE東日本は二死2・3塁から4番・平山快が右中間を破るタイムリー二塁打を放て2点を加え、3-1とリード。JFE東日本がパナソニックを下し、準決勝一番乗りを決めた。
須田が8回、9回も失策以外の出塁を許さぬ好投を見せ、今大会3勝目。JFE東日本は「終盤に須田が登板すると打線にも火がつく」展開を3試合続いている、
23日は準々決勝の残る3試合が行われ、ベスト4が出揃う。
◆試合結果
パナソニック|0 0 0 0 0 0 1 0 0|1
JFE東日本 |1 0 0 0 0 0 2 0 X|3
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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