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【都市対抗野球2019】
ヤマハ vs. JR東日本 ハイライト(第7日 第3試合)
第3試合はJR東日本(東京都)とヤマハ(浜松市)の対戦。試合は中盤まで投手戦だった。
JR東日本の先発・太田龍は高卒3年目で身長190センチの大型右腕。150キロを超す速球を投げ、プロからも注目されている逸材だ。
この2回戦では、昨年の都市対抗から一回り脱皮した「大人」の投球を見せる。速球は140キロ台止まりだったが、フォーク、スライダーを多投。速球も高めに抜けず、低目へしっかりコントロールされていた。
ヤマハの先発・フェリペ・ナテルも素晴らしかった。140キロ台後半の速球と、得意のスライダーで相手打線を封じる。
試合が動いたのは6回表。ヤマハは無死から2番・秋利雄佑がレフトオーバーの二塁打を放つ。一死3塁のピンチで太田龍は降板。
2番手にはセガサミーから補強された技巧派左腕・横田哲が起用された。ヤマハは4番・前野幹博がライトに犠牲フライを打ち、1点を先制する。
直後の7回表、JR東日本は無死1・2塁のチャンスを作り、ナテルをノックアウト。ヤマハは左腕・九谷青孝をワンポイントで起用する。
JR東日本は5番・丸子達也が一、二塁間をしぶとく破るタイムリー安打。同点に追いつき、無死1・3塁とチャンスが続く。3番手・堀田晃の登板後もその攻勢は止まらない。
JR東日本は代打・柴田紘佑が一死満塁からレフト前タイムリー安打を放って勝ち越しに成功。
さらに途中出場の1番・長谷川拓真が二死満塁から右中間を真っ二つに破るタイムリー三塁打。この回5得点で一気に逆転し、7回の攻撃を終える。
8回表にも5番・丸子がレフトに流す「巧打」で2ラン本塁打。リードは6点まで広がった。
JR東日本は3番手の右腕・西田光汰が3イニングをパーフェクトに抑える好リリーフを見せ、7-1でヤマハを下している。
◆試合結果
JR東日本|0 0 0 0 0 0 5 2 0|7
ヤマハ |0 0 0 0 0 1 0 0 0|1
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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