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野球 コラム 2019年7月17日

逆転満塁弾、補強選手の活躍、大ベテランの力投。優勝経験のある3チームの明暗分かれる。都市対抗野球4日目

野球好きコラム by 大島 和人
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【都市対抗野球2019】

王子 vs. 日本製鉄鹿島 ハイライト(第4日 第2試合)

第2試合は日本製鉄鹿島(鹿嶋市)と優勝1回の王子(春日井市)の対戦。王子は実績十分の右腕・近藤均、日本製鉄鹿島は元阪神の右腕・玉置均が先発して試合が始まった。

王子は1回裏、二死2塁から4番・神鳥猛流が右前タイムリー安打を放つ。対する日本製鉄鹿島は2回表、SUBARUから補強された39歳の指名打者、6番・林稔幸が一死三塁からレフトにタイムリー安打。1-1と同点に追いついた。

そこからは日本製鉄鹿島が攻勢。4回に一死3塁からやはりSUBARUからの補強選手・日置翔兼がライト前にタイムリー安打を打ち、勝ち越しに成功する。

5回には捕逸で三塁走者が生還して3点目を加え、さらに一死1・3塁から7番・佐藤竜一郎がライト前にタイムリーヒットを放つ。

日本製鉄鹿島は6回にも一死2塁から2番・福盛陽平がセンター前にタイムリー安打。5-1とリードを大きく拡げた。

王子もここから追い上げ、6回に2得点。9回にも二死3塁から9番・秦匠太朗がライト前タイムリー安打。4-5と1点差に迫る。

ここで日本製鉄鹿島は二番手の左腕・能間隆彰をマウンドから降ろし、SUBARUから補強された右腕・角田皆斗を投入する念入りの継投。角田が最後の打者を打ち取り、日本製鉄鹿島が補強選手の活躍もあって5-4と勝利している。

◆試合結果
鹿島|0 1 0 1 2 1 0 0 0|5
王子|1 0 0 0 0 2 0 0 1|4

【都市対抗野球2019】

東芝 vs. JR東海 ハイライト(第4日 第3試合)

第3試合は優勝7回を誇る東芝(川崎市)とJR東海(名古屋市)の対戦だった。東芝は先発の右腕・岡野祐一朗が立ち上がりから好投する。

打線は4回表に一死満塁のチャンスを作ると、9番・岡部祐太がライトに2点タイムリー二塁打。さらに一死満塁から内野ゴロで1点を加え、3-0とリードを拡げる。

岡野は8回裏。JR東海の7番・佐藤大将にソロ本塁打を浴び、9回裏にも一死1・2塁と一打逆転サヨナラのピンチを迎えた。しかし、平馬淳監督に続投を志願すると、後続の2人をぴしゃり。岡野は116球、被安打5、四死球1の1失点で完投勝利を挙げ、東芝がベスト16に進んだ。

◆試合結果
東芝 |0 0 0 3 0 0 0 0 0|3
JR東海|0 0 0 0 0 0 0 1 0|1

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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