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第90回都市対抗野球大会は16日(火)が大会4日目。2回戦の3試合が行われた。
【都市対抗野球2019】
三菱日立パワーシステムズ vs. トヨタ自動車 ハイライト(第4日 第1試合)
第1試合は2016年大会で優勝したトヨタ自動車(豊田市)と三菱日立パワーシステムズ(MHPS/横浜市)の対戦。
MHPSは右肘の手術から復帰した技巧派右腕・大野亨輔が立ち上がりから好投する。攻撃も順調で、2回裏に無死満塁の大チャンス。8番・対馬和樹の一ゴロが相手のフィルダースチョイス(野選)を誘い、まず1点を先制する。
9番・久木田雄介も無死満塁からレフトフェンス直撃の当たり。長打コースかと思われたがクッションボールが大きく跳ね、二塁走者が本塁でタッチアウトとなる。
2回の攻撃は2点止まりだったが、4回裏にも二死1塁から2番・矢野幸耶がタイムリー二塁打。MHPSが3-0とリードを拡げる。
トヨタ自動車はドラフト候補にも挙がる右の本格派・立野和明(東海理化からの補強)を先発で起用したが、4回で降板。ただし、村川翔太、川尻一旗と中継ぎ投手が追加点を許さない。
すると8回表、トヨタ自動車は代打・河合完治が一死から左中間を破る二塁打。1番、2番も出塁して一死満塁のチャンスを作る。3番・樺澤健がライト前タイムリー安打を打って1点を返し、MHPSはここで大野亨輔が降板した。
MHPSのリードは2点残っていたが、2番手投手・大場遼太郎の初球にドラマが起こる。
トヨタ自動車の打席には4打席で、まだ出塁がなかった4番・沓掛祥和。彼がストレートを引っ張り、左中間スタンドに逆転満塁本塁打を打ち込んだ。5番・多木裕史もライトにソロ本塁打を放ち、トヨタは一挙6点を挙げた。
トヨタ自動車は、8回裏に2点差まで追い上げられたが、9回裏は大ベテランの右腕・佐竹功年が登場。140キロ後半も計測する迫力で、上位打線を三者凡退に打ち取り、6-4と激闘を制した。
◆試合結果
トヨタ|0 0 0 0 0 0 0 6 0|6
MHPS |0 2 0 1 0 0 0 1 0|4
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