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【都市対抗野球2019】
JR東海 vs. 日本通運 ハイライト(第1日 第2試合)
第2試合は日本通運(さいたま市)とJR東海(名古屋市)の対戦だった。
JR東海の先発は戸田公星。31歳のベテラン右腕で、東海2次予選は防御率5.06と不調だった。今日も1回表に味方の2失策から、無死3塁のピンチを迎える不安な立ち上がりだった。
しかし、戸田は2番・手銭竜汰、3番・関本憲太郎を共に速球で空振り三振に討ち取るなど後続を抑えてピンチを脱出。最速145キロの速球とフォーク、カーブで三振の山を気づいていく。
JR東海の打線は初回、二死2塁から4番・池田樹哉はライト前タイムリー安打を放って先制。さらに5回にも1番・長宗我部竜也の渋いセンター前タイムリーで2点目を挙げる。池田は4打数3安打1打点と振れていた。
戸田は5回終了時点で被安打ゼロ、奪三振8と見事な内容。球数はやや多かったが6回、7回もノーヒットノーランを継続する。日本通運は先発の高山亮太を2回で降ろし、小刻みな継投で凌いでいく。
JR東海の2点リードで迎えた8回表二死。日本通運は8番・諸見里匠がレフトにソロ本塁打を打ち込む。ここで戸田の無安打、無失点が途切れた。日本通運はさらに9番・木南了が四球を選び、戸田がここで降板する。
しかし、戸田は「人生で3本の指に入るピッチング」で、7回3分の2を1失点、被安打1に封じた。
奪三振も13個を数え、スタンドの大拍手を背にベンチに引き上げていく。JR東海は2番手の左腕・喜久川大輔が後続を断ち、2-1で名門・日本通運を下した。
◆試合結果
日本通運|0 0 0 0 0 0 0 1 0|1
JR東海 |1 0 0 1 0 0 0 0 X|2
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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