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野球 コラム 2019年7月12日

最も長く、最も過酷な予選を勝ち抜いた7チーム。都市対抗野球チーム紹介:東海代表

野球好きコラム by 大島 和人
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◆Honda鈴鹿(東海第3代表)

第3代表は4年連続24回目の出場となるHonda鈴鹿。エース瀧中瞭太は2次予選の4試合に先発して2完投、防御率0.55と素晴らしい投球を見せた。

最速150キロ以上を記録する本格派右腕だが、入社後は効率的なフォームや投球術も身に着けた。

ツーシームなど「細かい変化球」を駆使し、より実戦的なスタイルに脱皮した感がある。入社3年目を迎えて、ドラフト候補としても名前が浮上するだろう。

打線は4年目の畔上翔が打率.389と奮闘。日大三高、法政大、Honda鈴鹿でいずれも主将を務めているエリートだ。

健大高崎高出身の22歳・柘植世那も18打数8安打4打点と結果を残している。柘植は高卒直後から社会人で実戦経験を積んでおり、守備も含めて評価の高い捕手だ。

瀧中も含めて「大卒3年目」に逸材が多い編成だが、東海予選では3年目の野手陣が苦しんだ。松本桃太郎は11打数1安打、金子凌也は6打数ノーヒットと不発に終わり、本大会での復調が待たれる。

◆三菱自動車岡崎(東海第4代表)

第4代表は2年ぶり11回目の出場となる三菱自動車岡崎だ。エースの仲井洋平は7試合中3試合に先発し、26イニングを自責点0で投げ切った。

元々は球威で押す右腕だったが、29歳の今は制球力や観察力を活かした熟練の投球を見せる。

また投手陣ではジェイプロジェクトの右腕・白崎塁が補強されている。オリックスバファローズの白崎浩之、Jリーグ、コンサドーレ札幌の荒野拓馬が従兄弟というアスリート一家の出身だ。

野手陣は山野辺翔(現・埼玉西武)がプロ入りしたものの、頼もしい新戦力が加わっている。東北福祉大出身のショート中野拓夢は守備力が光る逸材だ。

◆トヨタ自動車(東海第5代表)

第5代表は、5年連続21回目の出場となるトヨタ自動車。社会人球界でもトップレベルの人材を擁するチームだが、第1代表決定トーナメントでは東邦ガス、第3代表決定トーナメントでHonda鈴鹿に敗れる苦しい勝ち上がりだった。

投手陣は35歳を迎えるレジェンド右腕・佐竹功年は健在だが、若手への切り替えが進められている。

亜細亜大から入社して2年目の嘉陽宗一郎は187センチと体格に恵まれた本格派右腕で、予選は13イニングで16奪三振を奪っている。

大卒1年目のため今秋のドラフトはないが、名城大出身の新人・栗林良吏は150キロ超の速球をコンスタントに投げ込み、スライダーの切れもある最注目の右腕だ。

本大会では東海理化のドラフト候補右腕・立野和明も補強されていて、「ドラフトマニア」は、彼の登板を待ち望んでいることだろう。

野手陣も明治大出身の外野手・逢澤峻介、亜細亜大出身の外野手・高橋優といった新人が先発で起用されている。

ただ、東海予選で一番結果を出したのが中軸で起用されるショートの樺澤健。29歳の彼が32打数16安打と大当たりで、打の立役者になった。

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