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全日本大学野球選手権ハイライト
準々決勝 明治大学vs.東洋大学 ハイライト【全日本大学野球選手権2019】
3点は明大のエースには十分すぎる援護だった。この日、東洋大打線に対して7安打を放たれながらも完封という結果を残した森下。
奪った三振は4つとリーグ戦と比較すると、少ないように見えるが、光ったのは丁寧な投球。毎回のように走者に抱えたが、ゴロを誘う投球で2つの併殺を奪った。
それを実行できたのも「セットが強くなったのが、こういうピッチングにつながっていると思う」(善波達也監督)とクイックが早くなったこと、けん制での間合いがうまくなったことを要因として指揮官は上げた。
写真:完封勝利を収め清々しい顔の森下
振り返れば球数はわずか108球。「流れを与えないピッチングはできた」(森下)と出した走者以上に省エネ投球でホームベースを踏ませなかった。また、完封できたのは手堅い守備があってこそ。
難しいゴロを難なくさばく添田真海内野手(法4=作新学院)の攻守、9回の二死2塁から左前安打を放たれるも、陶山勇軌外野手(商2=常総学院)が好返球。
「打たれた瞬間は、やってしまった」(森下)とエースもこの試合で唯一焦った場面も、バックが盛り立て勝利を手にした。
ここからが勝負だ。本日で4強が出そろい、次戦の相手は東京農業大学北海道オホーツク(北海道学生連盟)。
1、2回戦は接戦をモノにし、3回戦はコールド勝ちとトーナメントの山を駆け上がってきた相手で勢いもある。
38年ぶりの全日本制覇まであと2つ。総力戦で日本一をつかみとる。
文/写真:丸山拓郎(明大スポーツ)
明大スポーツ新聞部
1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。
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