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野球 コラム 2019年5月28日

岩瀬仁紀さんインタビュー ~おしえて岩瀬さん~

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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岩瀬仁紀

5月19日(日)「中日 vs. 巨人」中継の解説、岩瀬仁紀さん。
みなさんから投稿いただいた質問から厳選して、岩瀬さんにインタビューしました!

質問① 5月19日現在、連敗が続いているドラゴンズの現状をどう思いますか?

岩瀬:
これ以上、連敗が続くのは厳しいですよね。なんとか勝ち越していかないといけないんですけど、現状は先発がちょっと苦しいかなと…。打線はカタチが見えてきたので、先発にもうひと踏ん張りしてほしいです。

質問② ドラゴンズAクラス浮上へのキーマンは誰ですか?

岩瀬:
打線でいうと、京田(陽太)ですね。僕はずーっと言っているんです。京田の昨年・一昨年のバッティングを見ていて「こんなもんじゃないだろうな、もっと良くなるはずだ」と思っていたんで…。今年は少し良くなってきたかなと。ドラゴンズはチーム打率いいんですよね。ビッグイニングをいかに作れるかが今後勝っていく中でのポイントかなと思います。

質問③ 現状の中継ぎ陣の印象は?

岩瀬:
勝ち方の中での方程式じゃないですけど、7回・8回をマルティネスとロドリゲス、9回を鈴木博志という流れの試合がもっと増えていかないと、ドラゴンズが浮上していかないと思います。春先は中継ぎ陣がんばっていたんですけど、ここ最近は疲れが見えている気もしますし、全体的に踏ん張りどころですね。谷元(圭介)も前半すごく頑張っていたんですけれども、ちょっと疲れが見え始めていて。最近また息を吹き返しそうなピッチングをしていました。田島(慎二)はここ数年ストレートが戻ってきていて状態はよくなっていると思うので、あとは気持ちの面ですね。自信を取り戻せば、いいピッチングができるんじゃないかと。

質問④ クローザーに必要な条件(極意、心構え)はどんな事ですか?

岩瀬:
クローザーに必要なことは、相手チームから見て「負けた」と思わせる存在になることです。チームやファンから、例え負けたとしても「こいつで負けたなら仕方がない」と思われないと、周りから認められたことになりません。「ただのクローザー」と「絶対的守護神」はまた違いますから、(チームやファンから認められる)もう1ランク上の存在にならないといけないですね。

質問⑤ 岩瀬さんが思う「絶対的守護神」は? 具体的な選手を教えてください。

岩瀬:
佐々木主浩さん(元横浜DeNAベイスターズ)や、藤川球児(阪神タイガース)、サファテ(福岡ソフトバンクホークス)ですね。やっぱりこのピッチャーが出てきたら「ああ、今日は試合終わりだな」と誰もが思ってくれるような存在の選手です。

質問⑥ 現役時代、やはり巨人戦というのは特別でしたか?

岩瀬:
やっぱり巨人戦は違いましたね。僕が入団した時は星野(仙一)監督で、星野監督が巨人戦の時はすごく特別な思いをされていたかと思うので、そこで違うものなんだということが植え付けられました。

質問⑦ 現役時代、巨人と対戦して1番苦手だった、あるいは投げづらいなと感じた打者は誰ですか?

岩瀬:
最初の頃は仁志敏久さんですね、タイミングが合いやすいというか。あとは最後の方は(阿部)慎之助もボールをとらえられたように感じます。やっぱりバッターは対戦していけばしていくほど、ピッチャーの軌道をイメージできるってところで、そこに対応してくる選手はやっぱり嫌でしたね。ただ、嫌だなと思った時点で終わりですし、投げないと抑えられないので、マウンド上では苦手意識を自分の心から消すようにはしていました。

質問⑧ 現役時代でのメンタルを上手く乗り越える為の息抜きは何をしていましたか?

岩瀬:
野球で結果を残すことでしか気分転換にならなかったですね。それまでは何やっても気持ちが晴れなかったです。やられたらやり返すじゃないですけど、やり返さないことには何も始まらなかったです。あとは、打たれた日の方が眠りにつきやすくて、逆に抑えた日の方が興奮してなかなか眠れませんでした。

質問⑨ 現役時代「この人にはかなわないな」と思った選手はいますか?

岩瀬:
正直、かなわないなと思ったら終わりなんです。自分で(かなわないことを)認めてしまったら野球選手でいられなくなってしまうので…。そういう風には思わないようにしていました。

質問⑩ 岩瀬さんが思う野球の楽しさとは?

岩瀬:
正直、プロに入って「楽しい」という感覚で野球をやっていなくて…。「楽しい」というよりも「ホッとした」とか「よかったな」とか安堵感が出るほうが多かったです。「楽しい」と思ってできるのは、結局自分一人の責任でできるのであって、抑えピッチャーは色んな人の思いを背負って投げるので、楽しくは投げられなかったですね。

質問⑪ 今後どんな点に気をつけて解説をしていきたいですか?

岩瀬:
自分の感じたことをそのまま伝えていきたいですね。特別、人と違った感性を持っているとは思わないので…(笑)

J SPORTS編集部

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