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野球 コラム 2019年4月11日

【楽天好き】青山浩二、ベテランが今も輝いている理由

野球好きコラム by 松山 ようこ
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◆「極力、声かけてるだけ」「教えることが好きになった」

そんなことを話している傍から、若手からベテラン、コーチやスタッフもが、次々と声を掛けて通り過ぎていく。青山ほど、話しやすい雰囲気をまとったベテラン選手は、そう多くない。

「おざっす(お疲れさまです)」
「いっす」「おう」
「うぃーっす」
「マッスル~」

最後の「マッスル~」は、チーム内で流行っているかけ言葉らしいが、見るほどに若い選手からも、とても慕われているのがわかる。

ウェイトトレーニングを終えたと思しき選手には、「何セットやった?」と声をかける。「4セットです」との返答には、「おー!」と一言だけ褒める。でも、それも「逆のことをしている」の一つなのだという。

「極力、声をかけるようにしているだけですよ。でもこれも、普段はしない逆のことの一つなんです。最近はちょこちょこ若い選手たちも聞いてくれるようになったしね。『どうやってキャッチボールやってるんですか?』とか。教えるのは好きになりましたね」。

好きじゃなかったのかと尋ねると、「う~ん…。あんまりやっていると、ライバルとしても見てるし」。

「もちろん、まだ越される気はないけど。でもやっぱり、若い選手には良くなってもらいたい。良くなって、1年でも長くできるように。せっかくプロ野球選手になれたんだから」

「ぼくも今ごろは、(クビになって)家でテレビを見ていたかもしれない。ユニフォームを着て、キツいと感じるのも幸せ。プロ野球選手でいられるのは、幸せなことです」

プロ14年目。通算600試合登板まで、あと42。長くプロ野球選手でいられるベテラン選手は、常に自身と向き合い、変化を恐れない。

去年より少しだけ大きくなった青山は、若い選手にとって、優しい光であり、道しるべなのだろう。

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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