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野球 コラム 2019年3月7日

【楽天好き】渡邊佑樹、未来の左腕エースの現在地

野球好きコラム by 松山 ようこ
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◆実戦で見えた課題。ウインターリーグで深めたマウンド度胸

昨秋のキャンプから「しっかりと投げ込みをしてきた」といい、この春季キャンプでも「全体練習が終わった後にも、いろいろなことを自分で考えて取り組んでいます」と胸を張る。

垣間見える自信の源は、11月24日から12月16日まで行われた台湾での「2018アジアウインターベースボールリーグ」に参加したこと。オフに試合経験を重ね、そこで得られた気づきが、春季キャンプでの取り組みにもつながっているのだという。

「ウインターリーグのおかげで、練習ではなく、試合のなかで課題を見つけることができました。僕は左ピッチャーなので、まずは左バッターへの配球や変化球の精度を高めること」。

「それに、真っ直ぐならスピードというより質のいいボールを、変化球ならしっかりキレのある、回転のあるボールを目指さなくてはいけない」。

自らを冷静に分析し、やるべき課題に向き合う。一方で、確かなマウンド度胸にも自信をのぞかせる。同リーグでは7試合に登板し、2勝、2ホールドをマーク。ランナーを背負った場面で、チームを救う活躍をみせた。

「ウインターリーグでは結果というより、自分のやりたいことを優先していましたが、ランナーを背負った場面といった、普段なら任せてもらえないような場面で登板させてもらいました」。

「これは大きな経験だったので、今季はそういった場面でも投げさせてもらえるよう、練習からランナーがいる状態を想定しています」。

出発点はチャンスを掴むことから。そして、首脳陣に「一軍で使いたい」と思わせる内容を見せて、初めて一軍スタートという扉に手をかけることができる。

そのためにはどんな場面でも、中継ぎでも先発でも、行けと言われた場面で行くだけなのだろう。

「今年の目標は、中継ぎなら、30試合、40試合と投げたいですし、もし先発となれば、まずは1勝して、それから考えたい。ともかくシーズンを通じて、一軍に1試合でも多く、少しでも長くいられるよう頑張りたい」。

誰よりもクールに持ち味に磨きをかける渡邉は、オープン戦で平石監督がうなずく内容の好投を続けている。一軍公式戦デビューの切符を、自らの手で勝ち取る日はもう近い。

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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