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打者としての現場復帰へ向け、大谷翔平が現地22日にキャンプ地アリゾナでティーバッティングを開始したのは既報の通りである。
この22日の練習で、大谷はティーバッティングで20球、更に素振りを35回したとのことであるが、『MLB.com』の報じるところによると、近々、トスバッティングも開始するとのことである。
現地23日付で同サイトに掲載された同記事によると、「土曜日に2日連続となるティーバッティングを行ったショウヘイ・オオタニは、全てが順調に行けば、大体1週間ほどでトスバッティングが開始できると述べた」とのこと。
さらに、「これまでフルスイングの素振りを続けてきたオオタニは、ティから金曜には20球、土曜には25球を放った」と、大谷が順調に練習メニューをこなしているとした。
記事では、通訳の水谷氏を介した大谷の「これまでのところ順調です。問題ないですね。次のステップに進むことに胸を躍らせています」とのコメントを掲載。
今後、トスバッティングを経て、実際の投球による打撃練習へとステップアップするプランが予定通り進んでいるとしつつ、ブラッド・オースマス監督は、従来の5月復帰を念頭に、大谷を急がせないと明言したことを明かした。
以下は記事に掲載されたオースマス監督のコメントである。
「今、ティーバッティングやトスバッティングを急がせることで、彼の投手、そして打者の両面での長期的な成功をリスクにさらすことはしない。それはプランに入っていなんだ。関係者全員が次のステップに進んで良いと確信して初めて、彼は次のステップへと進んだよ」。
やはり、今のところ大谷の5月復帰に前倒しはなさそうな気配だが、ニュースの内容がポジティブであるのは何よりである。
なお、今季は投手としては出場しない大谷だが、記事では彼がしっかりとチームの一員であると感じてられているとし、オープン戦ではレギュラーシーズン中に対戦するチームとの試合をじっくり観戦すると述べたと報じている。
J SPORTS 編集部
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