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野球 コラム 2019年2月19日

【オリックス好き】MLBで話題の「オープナー」を参考に新戦術「猛牛リレー」を考えてみた

野球好きコラム by 藤原 彬
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“猛牛リレー”を25試合で採用すれば、5人で組むグループは計225回をこなす想定になる。

これを均等に5人分で割ると、1人あたりに求められる“先発”投球は45回。ここに「1」~「5」での救援分を上乗せすると、個々の労働量は70~80回ほど。

イニング数自体は救援専任でプレーするよりもやや多くなるが、ブルペンでの準備に費やす球数と連投が減ることで、故障のリスクはむしろ軽減されるのではないだろうか。

そして、ここ数年の彼らの活躍と潜在能力を考えれば、昨季のチーム先発防御率3.80ほどの数字は、それほど高望みではないと思う。その水準の成績が先発6番手のポジションで残れば、他球団を大きく出し抜けるチームの優位性になる。

また、抑えの増井は「6」の試合で投げないため、週に2日は完全休養がとれるのも副次的なメリットだ。

本来のオープナーを踏襲するのであれば、打線の1~3番に左の好打者が多いライオンズ、ホークス、ファイターズに対して、初回は左投手をぶつけ、2回からロングリリーフに切り替えるパターンも効果的かもしれない。

もちろん、その場合は計算できる左の救援投手が複数、必要となる。“猛牛リレー”を担う投手は調整法が流動的になり、登板ごとの状況も異なる点が、パフォーマンスに狂いを与える可能性を否定できない。

それでもMLBでは「成功」と言える事例が生ま(1シーズンでのサンプルに過ぎないが)、今季もいくつかのチームで見られそうな試みだ。

プロ野球は今季、一軍登録枠が拡大され、選手の起用に幅が持てる。チームには平井正史コーチという恰好のメンターが存在する。指揮官は停滞するチームを浮上させるために大胆なことも必要と明言している。

上位チームに一泡吹かせられる可能性を秘めた「日本初」の画期的な施策へ踏み込む条件は揃っている。いくらでも都合のいいことが考えられるこの時期に、そんなことを考えた。

代替画像

藤原 彬

アルバイト時代を含めて10年余り野球専門誌の制作に携わり、2016年にFAとなったさすらいのスポーツウォッチャー。「二兎を追う」を信条に、編集、執筆、写真、発信、校閲をこなす5ツール・プレーヤーを目指して勉強中。食にうるさい関西人だが、行く先々で「あんまり面白くないね」と言われる。同い年のレブロン・ジェームズは誇り。

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