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昨年の春季キャンプでは、初見で福田周平が判別できなかった。ルーキーらしからぬ堂々とした挙動がベテランのように映ったからだ。
質問にも内容を飲み込んでから言葉を選び、うなずけないことにははっきり違うと意思を示す。迎えた今年の春季キャンプイン前日には、絵に描いたような「しっかり者」の福田が主将に任命されて話題となった。
異例と言えるプロ2年目の抜擢に当初は、「自分で大丈夫なのか」と戸惑ったようだが、「福田なら皆を引っ張ってくれる」と西村徳文監督からの信頼は厚い。
春季キャンプ3日目には、続出する故障者とアピールが足りない若手に指揮官が激怒する一幕があった。その直後にすかさず、福田がロッカールームでチームメイトと気合いを入れ直したという。
もちろん、期待されているのはグラウンド外の仕事だけではない。
昨季のバファローズは、リーグ4位の538得点にとどまり、固定することのできなかった1、2番が苦戦の理由として挙げられている。
そこで今キャンプは、テーブルセッターの役割を狙う選手から出塁率向上を目指す声が聞こえているが、福田はルーキーイヤーから4割を具体的な目標として口にしていた。
では、プロ野球における「出塁率4割」はどれほどの難易度か考えてみたい。結論から言うと、かなり高めの目標ではある。
昨季はリーグ内で規定打席に達した29人のうち4人がクリアした数値だが、2000年以降での達成は58人のみ。その人数は、打率3割超え(162人)や30本塁打以上(80人)よりも少ない。
出塁率を上げるには基本的に「打率上昇」か「四球増」、もしくはその両方が必要とされる。後者については選球眼に磨きをかけるだけではなく、相手バッテリーからの警戒レベルが上がることでも増えていく。
実際、過去の「出塁率4割」達成者を見ると、ある程度の長打力を備えた打者が多い。58人のうち本塁打が2ケタを割った打者は11人しかおらず、そのほとんどが30本前後の長打を記録している。
2000年のイチロー(ブルーウェーブ)は12本塁打で出塁率.460を記録しているが、こちらは選球眼の良さに加えて高打率(.387)の影響が大きかった。
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