サッカーのアジア・カップ準優勝に思う、侍ジャパンと東京五輪

2012年（？）の第五回大会でもきっと、そうなる。冒頭のサッカーに準えて言えば、「アジアNO.1ではなく、アメリカやドミニカやプエルトリコをぶっ倒しての世界NO.1を目指す」と選手や関係者が目標を高く掲げることは、とても大事なことだ。

ただし、それは簡単なことではない。

例えばオリンピック＝五輪。

野球の日本代表は、過去に五輪で優勝したことがない。

1992年　バルセロナ五輪 銅メダル
1996年　アトランタ五輪 銀メダル
2000年　シドニー五輪 4位
2004年　アテネ五輪 銅メダル
2008年　北京五輪 4位

今も昔も、五輪開催中はシーズン中でもあるので、メジャーリーガーの参加はMLBによって許可されない。つまり、アメリカ代表を筆頭にどこの国も自国のリーグでプレ―するプロやアマ選手、あるいはマイナー選手との混合チームである。　

だからと言って、五輪に出場する各国の代表チームが、メジャーリーガー主導のWBCよりも格落ちするわけではない。実際、日本は2000年にプロ、アマ混合、2004年からはプロ野球選手ばかりの日本代表で金メダルが取れなかった。