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野球 コラム 2019年1月29日

【広島好き】新井貴浩さんの告白。タイガース移籍後、初めて市民球場に来たときのお話

野球好きコラム by 大井 智保子
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「特に一番期待している、この人に一皮剥けてほしいという選手はおられます?」という尾関さんの質問に対しては、「特に誰っていうのはあんまり言いたくないですね、みんなに頑張ってほしいので。」と濁した。

だが、最終的には「強いて言うのであれば、上本崇司ですかねぇ」と、新井さんのモノマネでおなじみの上本の名前を出し笑いを誘った。

ネタのように言ってはいたが、同じ広島出身のかわいい後輩である弟分を、真剣に応援していることは言わずもがなだろう。

また、私自身が聞いていて一番嬉しかったトーク内容は、阪神移籍時の打席のことだった。

「広島で生まれて広島で育って、小さい頃からカープファンだったんで。だから、移籍して初めて市民球場でタイガースのユニフォーム着て試合する時は、すごいブーイングだったんですよ、罵声が飛んで」。

「でも、バッターボックス立ちながら『わかる、その気持ち、わかる。みんなごめんね』って言いながら、ヒット打ってましたからね。けんさん(高橋健)が1戦目先発だったんですよ、確か」。

そこで、2本くらいヒット打ったんですかね。それでますます打席重ねるたびにブーイングすごくなっていましたからね。次の日は社会人から入った、球が速いけどコントロールが悪い宮崎が先発だったんです」。

「1打席目に、キャッチャーが石原ですよね、全部インサイド構えてるんですよ。で、4球目か5球目くらいに、背中にドーンって当たったんですよ」。

「その時に、めっちゃくちゃ湧きましたからね、市民球場が。僕もイッターーと思いながらも、まぁしょうがないと思いました、気持ちわかると。

僕がもし、僕という選手がいて、僕が市民球場に当時カープファンとして見に行ってたら、絶対ボロカス言ってますからね!絶対にボロカス言ってるんで、だからもう、『気持ちわかる、ごめん』と思いながらやってました」。

まさかの告白に驚いたが、同時に笑いがこみ上げた。カープで野球人生を終えてくれた今だからこそ、笑い話にできる。やっと涙が笑顔に変わった瞬間であった。

この日、TAUにいる誰よりもカープを愛して「家族」と断言する新井さんの熱いトークは後編へ続く。

大井 智保子

大井 智保子

年間40試合以上は球場へ観戦に行く、広島県江田島市出身のカープファン(天谷世代)。「カープ女子」という言葉を世に広め、2014年にはユーキャン新語・流行語大賞でトップ10を受賞。"カープ女子神3"と呼ばれる。本業は広告代理店のOLだが、ライターとの二刀流を目指す! Twitterアカウント

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