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野球 コラム 2019年1月24日

ロイ・ハラデーの米野球殿堂入りに投票した理由

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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彼に投票したのは当然のことながら、純粋に彼のキャリアから判断した。「メジャー通」と呼ばれる知人からは「40歳で(飛行機)事故死したから同情票だろ?」と言われたが、そんなことで投票はしない。誰かに1票投じれば、他の誰かが1票失うことになる。実際に投票する責任を感じていれば、そんなことは絶対にできないし、周りの米国人記者にもそういう人はいない。

事実だけを書こう。

ハラデーは同じ殿堂入り候補であるマイク・ムシーナやカート・シリングが獲得できなかったサイヤング賞を、両リーグで獲得(史上6人目)、今ほどではないにしろ、分業制が進んで勝ち星が付きにくい時代に通算3度も20勝投手になっている。

ハラデーの通算勝率.659は、1900年以降に2,500回以上投げた投手の中で史上5番目だった(ハラデーを上回るのはホワイトティー・フォード(ヤンキース)、ペドロ・マルティネス(レッドソックス他)、レフティー・グローブ(アスレチックス他)、クリスティー・マシューソン(セネターズ他)といった殿堂入り選手ばかりだ)。

彼がデビューした1998年以降、史上最多の通算67完投は、2位の殿堂入り選手の左腕ランディー・ジョンソンの同54完投を大きく上回っている。

 

その内、63完投は彼にとっての全盛期である2002年から2011年の10年間に達成され、その間、73%以上の確率で7回以上を投げ切っていた(同じ時期、2番目に完投が多かったのは、今は田中将大のチームメイトである33完投の左腕C.C.サバシアだった)。

そう、ハラデーに投票した理由は、全盛期の彼が同世代に生きた投手たちを凌駕していたからだ。

取材現場で実際に体験した「ロイ・ハラデー」は、同時期に活躍したサバシアや同じ左腕のヨハン・サンタナ(メッツ他)、ロイ・オズワルト(アストロズ他)を圧倒する存在感を示していたのだ。

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