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野球 コラム 2019年1月18日

メジャーの流儀に近づく、巨人のFA「人的補償」≒トレード

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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長野は2009年のドラフト1位で巨人に入団。新人王、首位打者、最多安打のタイトルを獲得するなど攻守に渡って中心選手として活躍した。昨季は116試合に出場し、打率2割9分、13本塁打、52打点の成績を残しているから、広島にとっては「戦力補充」に等しい。

西武にとってはどうか。

内海は2003年に自由獲得枠で巨人に入団。プロ15年で通算324試合に登板、133勝101敗、防御率3.21の成績を残している。昨年は15試合の登板に留まり、5勝5敗、防御率4.17と奮わなかったが、同じ先発左腕の菊池雄星投手がマリナーズに移籍した今、健康でありさえすれば活躍する場は多いのではないか。

広島と西武にとっては、今季終了後に長野と内海がFAになってチームを去る可能性もあるが、そうなれば今度は逆の立場で「人的補償」を得られる可能性があるので、たとえ1年でチームを去られてもメリットはあるわけだ。

もしも長野や内海が今季終了後にFAとなって他球団に移籍すれば、わずか2年のスパンの中で選手が目まぐるしく移籍することになる。「生え抜き」という言葉が重い日本プロ野球では歓迎されない事態かも知れないが、これだけSNS上で「球団愛」だの何だと議論されていることからも分かるように、見ている方は単純に興味深い。

そう、「興味深い」こそは、ストーブリーグの本質である。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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