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野球 コラム 2018年12月30日

【侍ジャパン2018年振り返り】菊池涼介のDH起用、山川穂高と岡本和真のスランプ…。日米野球の舞台裏

野球好きコラム by 松山 ようこ
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11月9~15日、日本で開催されたJAPAN ALL STAR SERIES「2018日米野球」。

同年のリーグ最高防御率ピッチャーの岸孝之(楽天)は、やや困ったような顔をして「緊張しっぱなしでした」と回顧した。たしかにマウンドでの岸は、珍しく冷静な顔つきが仮面のようにこわばって見えた。

今大会は侍ジャパンにとって、2019年の世界野球WBSCプレミア12、そして2020年の東京オリンピックへの前哨戦としての重要な意味を持つ。そして、その意図は一貫して共有されている。

その上で第1戦の先発、つまりシリーズの”開幕投手”として、日本代表チームを率いる稲葉篤紀監督は、岸を任命したのだ。

果たして、34歳のベテラン右腕は、これが侍ジャパンの初陣だったが、「岸のボールがメジャー相手にどれぐらい通用するか見てみたい」と期待した指揮官に応える好投を披露した。

緊張しながら大役を全うした岸が、その裏で見せた素顔とは…。J SPORTSでは、12月31日に代表チームに完全密着した人気ドキュメンタリー「結束!侍ジャパン#43」を初回放送。

選手や関係者らの裏舞台での知られざる苦労や素顔が明らかに。そこで、密着取材した番組のエグゼクティブ・プロデューサーの三木慎太郎のコメントとともにみどころをお伝えしたい。

◆DHに抜擢された「守備の人」菊池

日本で最も守備に長けた選手として名前のあがる菊池涼介(広島)。

先日、ポスティングでメジャーに挑戦する意向を伝えたとして話題になったが、これまでにもアメリカで現地メディアがその華麗なプレーを「Ninja」(忍者)と形容するほど、高い守備力が認められている。

だが今回、その「守備の名手」である菊池が、第5戦でDHに就いた。実は、その決定が伝えられたのは、その日の試合前のウォームアップ中のことだった。

菊池は「打つ人じゃないんで」と驚いた反応をすると、秋山翔吾を休ませるのが理由にあったことを告げる金子誠ヘッドコーチ。

すると、すぐ傍らでストレッチをしていた秋山に対して菊池は「自己申告でしょ!」と絡みだす。もちろん、秋山も黙っていない。そんな二人のじゃれ合い(?)劇場が始まるのだ。

菊池と秋山は仲がいい。そんな二人のやり取りとともに、裏でチームの方針がどう伝わって、彼らがどう反応したのかを見れば、その信頼関係だけでなく、チームの雰囲気もおのずとわかるというもの。

この時の様子ついて、三木プロデューサーは補足する。「菊池選手は守備の人間だから、DHになってどういう立場を取るかなと見ていたんです。

そうしたら、ずっと彼は相手チームや相手ピッチャーのことをリサーチしてる。相手ブルペンのモニターも凝視していました」。

チームのリーダー格に指名されていた菊池は、DHという役割に驚きながらも伝えられるや否や、黙々とチーム貢献のために“仕事”をしていたのだ。

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