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野球 コラム 2018年10月11日

全米が望むドジャース対レッドソックス戦の阻止を狙うアストロズとブルワーズ

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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頼りになる先発投手が4人(カーショウ、ヒル、柳の左腕トリオとビューラー)もいるドジャースと違って、ブルワーズにはフルタイムの先発投手自体が2人(チャシンと左腕ゴンザレス)しかいない。だから、救援投手を先発に立てて、クローザー経験者(クネベル)を終盤のピンチではなく、試合が動く中盤に起用する特殊な継投策で地区シリーズを勝ち抜いた。

打線は今夏のトレード期限の目玉選手だった元オリオールズのマチャド遊撃手やターナー三塁手、ベリンジャーとプイーグの両外野手らが揃うドジャースの方が質量ともに上に思える。だから、ナ・リーグ最優秀選手賞の有力候補イエリッチ外野手や攻守の要ケイン外野手、地区シリーズで本塁打を打ったアギラ一塁手、地区シリーズで5安打2打点と「ラッキーボーイ」的な活躍をした38歳のクラッツ捕手らが軒並み活躍して、ロッキーズを打ち負かした。

リーグ優勝決定シリーズに進んだ4チームで、もっとも「大穴」的な存在がブルワーズだと言われている。それは今季の公式戦で一度も全米テレビ中継がなかったことからも分かるように、彼らが全米レベルの人気球団ではないからだ。もしもカブスが勝ち上がっていれば「大穴」なんて思われてないはずで、そのカブスを倒したブルワーズが「格下」なんてイメージは偏見に過ぎない。

それを覆す方法は、たった一つ。

NLCSであろうが、ワールドシリーズであろうが、ブルワーズはアストロズ同様、勝って、勝って、勝ちまくるしかないのである。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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