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野球 コラム 2018年9月27日

元オリックスの平野佳寿がメジャーリーグ1年目に積み上げたもの

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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日本のプロ野球でもまれ、先発でも救援でもセットアッパーでもクローザーでも様々な経験を積んできたことが、メジャー1年目の74試合登板を支えていた。とりわけ相手打者の研究は、ビデオルームだろうが、ブルペンからだろうが常に観察眼を持って取り組み、その情報を自分の投球に生かした。

「毎試合、しっかり集中して試合に入れたのは、日本での経験があったから。日本のプロ野球でやってなかったら、今頃は右往左往していたと思う。もっと早くメジャーに来れば良かったなんて、1ミリも思ってない。このタイミング、この年齢で良かったと思う。どんな時、どんな状況でストライクを取りに行けばいいのかとか、この打者は低めの変化球は強いから、逆に高めの速球で勝負していこうとか、そういうのは日本でやったからこそ分かることですから」

だから当然、メジャー1年目の好成績に安心した気持ちは微塵もない。

「メジャーで70試合以上に投げたというのは、自信にしていいことだと思う。でも、だからと言って来年もうまく行くとも絶対に思ってないので、今年と同じように毎試合、集中してやっていくことが大事だと思う」

2018年の日本人メジャーリーガーで一番注目され、「投打二刀流」として最も目立った活躍をしたのがエンゼルスの大谷翔平だということに異論はない。だが、34歳の新人・平野が、持てる力を思う存分に発揮して、日本プロ野球のレベルの高さをメジャーに知らしめたという事実も、どうか忘れないで頂きたい―。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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