【広島好き】カープ3連覇、V9おめでとう！歓喜に湧いた27年ぶりの地元V

投げては、先発した九里亜蓮投手が大量リードに守られた中で、気迫と闘志をむき出しにした熱投で8回2安打無失点。奪った三者凡退は実に6度で、優勝決定試合の大一番で今季一番のナイスピッチングを見せました。

胴上げ投手となった中崎投手も三者凡退できちんと締めて完封リレーを完成。投打が最高の形で絡み合った10－0の大勝で3連覇が達成されました。

胴上げでは、緒方監督がV9と同じ数の9度宙に舞い、続いて新井選手が、スタンドからの大きな新井コールの中で、後輩たちによって6度胴上げされました。

胴上げ後には優勝ペナントを手にした監督、選手、コーチがグラウンドを1周。その中にはエルドレッド選手、メヒア選手、永川投手、ジャクソン投手らの姿も見え、ベンチには赤松選手と天谷選手の姿も見えました。

グラウンドを1周する選手たちとカープファンが優勝の歓喜を笑顔で分かち合っていた光景は実に尊いものでした。

「優勝まで長く感じた。厳しい試合が多く苦しかった」と優勝監督インタビューで胸中を語っていた緒方監督。今季の優勝は、3年連続の独走も、その戦いは決して楽なものではありませんでした。

シーズン当初にあった丸選手のケガ、8月の安部選手のケガ、投手陣はオープン戦からやりくりに苦しみました。

その中で、穴を埋めた野間選手、西川選手、アドゥワ投手、フランスア投手が結果を残し、新たな戦力として確立されました。主力がケガをしても補う選手がいる。この選手層の厚さが、今カープが持つ強さの要因のひとつだと思います。

チーム一丸で掴んだこの優勝は、今季のカープにとってまだまだ通過点です。27年ぶりの地元優勝に酔いしれた翌日からは、昨季悔しい思いを味わったクライマックスシリーズ突破。そして、1984年以来34年ぶりとなる悲願日本一を目指す戦いに突入します。

◆優勝特別番組【祝セ・リーグ3連覇！広島東洋カープ優勝祝勝会】再放送
・9月27日（木）深夜1:00　J SPORTS 1
・9月28日（金）午前6:30　J SPORTS 1
・9月29日（土）午前8:00　J SPORTS 1
※J SPORTSオンデマンドでも、9月末まで見逃し配信します。