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2018年9月26日、マツダスタジアムで行われたスワローズ3連戦の初戦。カープ10点リードで迎えた9回表のマウンドに、緒方監督は胴上げ投手と明言していた抑えの中崎翔太を送った。
中崎はセカンドフライ、サードフライで2つのアウトを奪い、優勝まであとアウト1つ。1球、1球ごとに沸き起こるカープファンの大声援の中で、最後のバッターとなった山田哲人のバットを、フルカウントからのスライダーで空を切らせて空振り三振に仕留めると、マウンド上で大きく吠えて渾身のガッツポーズを決めた。
そのボールを受け取った捕手の會澤は、右拳を高らかに突き上げて中崎と抱き合った。バッテリーに駆け寄った野手と、ベンチを飛び出した選手たちが喜びを爆発させる。その中には今季限りでの引退を表明している新井貴浩の姿もあった。
バッテリーを中心にして歓喜の輪が重なり合っていく。大歓喜に包まれたカープファン。ベンチでは緒方監督がコーチと抱き合っていた。歓喜のマツダスタジアムに咲き乱れた笑顔の数々。27年間も待ちわびた地元優勝に涙はなかった。
カープが遂に9度目のセ・リーグ優勝を決めました。マツダスタジアムでは10年目にして最初のカープ優勝。本拠地での優勝決定は1991年以来、実に27年ぶりに地元広島で味わう優勝の歓喜でした。
カープの3連覇達成は球団史上初の快挙で、セ・リーグの3連覇以上はこれまで巨人だけ。かつて弱小といわれた苦難の時代はもう過去の話。カープは強くなりました。80年代以来となる黄金時代の到来です。
27年ぶりの地元優勝は難産でした。マジック「1」からベイスターズに喫した連敗で足踏みをしてしまい、翌日に行われたこの2位スワローズとの直接対決3連戦に持ち越されていました。
その初戦、カープは鬱憤を晴らすかのような打線の大爆発と完封リレーでスワローズに圧勝。今季最高といえる試合運びで優勝を決めました。
打線は、初回から相性の良いスワローズ先発のブキャナン投手を攻め、先頭の田中選手がセンター前ヒットで出塁。菊池選手が送って1死2塁にすると、丸選手のセンター前タイムリーヒットで幸先よく先制。
ここで運が巡ってきます。続く松山選手が引っ掛けた打球が手前で大きくイレギュラーバウンドして、ショートの上を越すラッキーなタイムリー2ベースヒット。
これで流れを掴んだカープはここから一気呵成に攻めて、野間選手がピッチャーの逆を突くタイムリー内野安打。続く會澤捕手がインサイドを巧く打ってレフトへのタイムリーヒット。
3連続適時打で押せ押せとなったカープは、8番安部選手も犠牲フライを打ってこの回一挙5得点。地元Vへ2度の足踏みとなったベイスターズ戦では繋がらなかった打線が一気に繋がり、マジック「1」から3度目の正直となる優勝決定試合で主導権を大きく握りました。
さらには5回裏に1点、6回裏に2点を追加。7回裏にはダメ押しとなる2点を入れて17安打10得点の猛打爆発。
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