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野球 コラム 2018年9月25日

20歳にして高い完成度、日米野球が楽しみなロナルド・アクーニャ

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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また、これほどまでの若さでありながら「荒削り」という印象はない。セイバー系サイトの「ファングラフズ」は、彼がビハインドのカウントでも、際どいコースのボール球を自信を持って見送ることができ、ストライクゾーンに対してはアグレッシブであることを詳細なデータで解説している。この能力を単に、経験により養われるものと思われがちな「選球眼」と表現するなら、彼が20歳にしてトップクラスの水準のものを持ち合わせているのは、天賦の才という陳腐で具体性に欠ける表現に逃げるしかない。おそらく実態は、その優れた動体視力とスイングスピード、無理のないフォーム、そしてこれが重要なのだが、出塁率の高さが重視される傾向を理解し、自らのプレースタイルに反映させることの重要性を理解する聡明さを持ち合わせているからだろう。

ブレーブスはすでにナ・リーグ東地区での優勝を決めている。アクーニャの次の舞台はポストシーズンだ。甲子園で勝ち進む高校生ではないが、この経験が一層彼の急成長を促しそうだ。

今から、11月の日米野球が楽しみでならない。

(数値は全て現地9月22日現在)
代替画像

豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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