【広島好き】新井貴浩、新井さんに最高の花道を

新井さんは会見でこう言った。「なかなか自分が今年は喜ばせてあげることができてないのでね」と。そんなことはない。全力で否定させてもらいたい。

思い出すのは全力のプレー、全力のガッツポーズ、そして面白い顔、面白い動き、菊池涼介を抱きしめる新井さんの姿ばかり。

いつもベンチを明るくしてくれた、いつも球場をわかせてくれた、いつもファンを笑顔にしてくれた。それは今年も変わらない。

新井さんには何度も泣かされた。赤い縦じまから黒い縦じまへと変わった時、再び赤に戻った時、神宮でレフトスタンドまでおじぎをしに走ってくれた時、東京ドームで黒田さんと抱き合った時。いくらでも思い出せる、大事な試合には常に新井さんの笑顔がうかぶ。

「本当の闘いは、10月11月来ると思うんで、自分もね、チームの力になれるように、最後の最後にね、可愛い後輩たちとね、喜びあえるようにね、それで終われるようにね、頑張っていきたいと思います」。

最後は涙は何としてでもうれし涙に使おう。「最後の最後まで全力疾走で駆け抜けたいなと思います」と、まだまだ目を輝かせる広島のお兄ちゃんに最高の花道を。