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この大会は、18歳以下の選手によって争われるアジア選手権で、今回は7つの国と地域が参加した。1次ラウンドの組分けは以下の通りで、総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームがスーパーラウンドに進む。
・グループA:日本、香港、韓国、スリランカ
・グループB:中国、チャイニーズ・タイペイ、インドネシア ※パキスタンは出場辞退
9月3日(月)、巨人が春季キャンプを行う「KIRISHIMA サンマリンスタジアム宮崎」で、連覇と6度目の優勝を目指す日本は、香港と初戦を戦った。試合は台風21号の接近で上空に黒い雲が広がる中、午後6時に始まった。
日本の先発は木更津総合高校の野尻幸輝。甲子園では1回戦の敦賀気比高校戦、2回戦の興南高校戦に先発。15イニングスを投げて、防御率は0.60。3回戦の下関国際高校は、打撃に専念するため4番サードで登板機会はなく、チームは1-4で敗れている。
日本はその野尻を6番に入れ、DH制を使わないオーダーを組んだ
1(遊)小園海斗(報徳学園)
2(二)奈良間大己(常葉大菊川)
3(一)中川卓也(大阪桐蔭)
4(中)藤原恭大(大阪桐蔭)
5(右)根尾昂(大阪桐蔭)
6(投)野尻幸輝(木更津総合)
7(左)蛭間拓哉(浦和学院)
8(三)日置航(日大三)
9(捕)小泉航平(大阪桐蔭)
宮崎県の河野俊嗣知事の始球式のあと、野尻は三振2つとピッチャーゴロで、1回表を簡単に三者凡退に打ち取る。しかし、日本も木製バットに馴染んでいないのか、三者凡退に討ち取られ、1回を終わって0-0。
2回も野尻はテンポの良いピッチングを見せ、3者連続三振でリズムを作る。2回裏に入り、強い雨が降り出すと、香港の先発左腕、ウォン シチャンの制球が乱れ、先頭の藤原にストレートのフォアボール。
続く、5番根尾がレフト線を破るタイムリー3塁打で日本が先制。大阪桐蔭コンビで1点を奪った。その後、暴投で1点を追加した日本は、ダブルスチールで3-0。相手のスキを突く、ソツのない攻撃でリードを広げた。
その後、小園の2点2塁打、奈良間の2塁打、中川の3塁打。内野ゴロの間に1点を加えた後、根尾がソロ本塁打と長打攻勢で9-0。その後も打線が繋がり、この回で24人を送る猛攻で、日本は19-0と一気に勝負を決めた。
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