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野球 コラム 2018年8月19日

「マネーボール続編」が創造するペナントレース台風の目

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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今年4月にレッドソックスをノーヒッターに抑えた先発左腕のショーン・マナエア投手(11勝8敗、防御率3.44)、救援のブレイク・トレイナン(5勝2敗32セーブ、防御率0.89)、ルー・トリビノ(8勝2敗16ホールド、防御率1.55)、あるいは指名打者クリス・デイビス(34本塁打、OPS.880)、マット・チャップマン三塁手(16本塁打、OPS.876)、ジェッド・ロウリー内野手(19本塁打、OPS.818)らがその数字を支えている。そして、前半戦のチーム防御率4.01が後半戦は2.99(8月は2.37だ)に。OPSが前半戦の.738から後半戦.803と大幅に向上していることが今の成績に繋がっている。

その他にもきっと、何かある。

チャップマン三塁手が「現役メジャー最高の守備的三塁手、いや現役最高の内野手」などと呼ばれている陰にはDFR(Defensive Efficiency Ratio)だの、DRS(Defensive Runs Saved)だの、RF(Range Factor)だの、UZR(Ultimate Zone Rating)だのがあるだろうし、トレイナンやトリビノ投手の活躍の陰にはBQR(Bequeathed Runners)やBQR-S(Bequeathed Runners Scored )、xFIP(Expected Fielding Independent Pitching)やSIERA(Skill-interactive Earned Run Average)といった聞き慣れない指標があるに違いない。

2000年以降のメジャーリーグは、アスレチックスのビリー・ビーン編成本部長を抜きにしては語れない。「マネーボール」より興味深く、より深い領域に入り込んだ「マネーボール続編」が、「数字」と「情報」に溢れた今のプロ野球界で再び、輝き出している―。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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