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野球 コラム 2018年8月14日

日本人選手不在ながらメジャー屈指の人気球団レッドソックスは、世界一を目指す

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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それでもアストロズは、まだレッドソックスより上なのではないか。たとえば先発投手陣のチーム防御率はアストロズがア・リーグ最高の3.09に対し、レッドソックスが同3位の3.61となっており、エースのジャスティン・バーランダー(11勝7敗、防御率2.50)と2番手のギャレット・コール(10勝5敗、防御率2.75)という2枚看板に加え、「もう一人の元サイヤング賞投手」左腕ダラス・カイコー投手(9勝9敗、防御率3.52)と、今季キャリア最高級の成績を残しているチャーリー・モートン(12勝3敗、防御率2.88)の2枚もかなり強力だ。右前腕部を傷めて故障者リスト(DL)入りしているランス・マッカラーズJr.が復帰すれば、これはどう見たってアストロズが上である。救援投手陣もそれは変わらない。救援投手陣のチーム防御率は、やはりリーグ最高の3.00で、レッドソックスのそれは同4位の3.35だ。打線は昨季に比べると少し「大人しい」。それでも582得点やOPS.754はリーグ4位であり、2018年シーズン最強のレッドソックスにとっては最大の難敵であることに変わりない。

「(4戦全敗で)とても厳しい週末だった。でも我々は以前もこういう状況にあったし、大丈夫だよ」

マリナーズとの首位攻防戦で惨めな結果に終わったアストロズのA.J.ヒンチ監督は試合後の会見で、いつもと変わらぬ自信に溢れた表情でそう話した。そう、アストロズはすでに「その場所」を知っているし、そこへ行くための「闘い方」も知っている。

レッドソックスの敵はニューヨークにあらず。「敵はヒューストンにあり」である。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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