【都市対抗】ベスト8が出揃う。JRは3チームが8強へ

第3試合からはいよいよ準々決勝。大阪ガス（大阪市）がNTT東日本（東京都）を5-4で下した。

NTT東日本はプロ注目の右腕・堀 誠が先発。満を持しての今大会初登板だった。打線も4回表2死から大阪ガスの先発・温水賀一を捉え、5番・越前一樹の3ラン本塁打で先制する。

しかし、大阪ガスも5回裏1死2・3塁から代打・室屋太郎の犠牲フライで2点差に追い上げる。そして6回裏、NTT東日本の守備に大きな乱れが出た。

大阪ガスはこの回先頭の3番・峰下智弘がセンター前安打を放つと、相手の失策が絡んで2塁へ進む。4番・土井翔平のライト前安打で無死1・3塁。5番・近本光司の3塁ゴロ併殺崩れの間に、3塁走者が生還する。

近本はすかさず2盗を決めると、悪送球も絡んで3進。さらに1死1・3塁から相手の暴投により近本が生還し、大阪ガスが同点に追いつく。

すると9番・鳥飼力斗は1死満塁から死球を受けて押し出し。続く1番・青柳匠の2塁ゴロにはフィルダースチョイスが絡み、3塁走者が生還する。大阪ガスはNTT東日本のミスを見逃さずに一挙に4得点を挙げ、5-3と勝ち越した。

大阪ガスは6回途中から右腕・猿渡眞之、8回途中からは左腕・高橋拓巳が登場し、2回戦と同じ継投で反撃を1点に封じる。昨年度王者のNTT東日本はミスによる自滅が響き、ベスト8で姿を消した。

大会第10日目の7月22日（日）は、準々決勝の3試合が予定され、23日（月）の準決勝に進出チームが決定する。

「JR」の3チーム、そして「東京都代表」の3チームが登場する。

第1試合：JR西日本（広島市） vs. JR東日本（東京都）
第2試合：鷺宮製作所（東京都） vs 三菱重工神戸・高砂（神戸市・高砂市）
第3試合：セガサミー（東京都） vs. JR東海（名古屋市）