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野球 コラム 2018年6月27日

イチローのホームラン競争の相手は「完全試合男」?

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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イチローはしばらく間をおいて「マーク・バーリー」と答えたという。これまた気の利いた(そして、おそらく真面目な)答えだ。イチローはメジャー通算16シーズン214勝した左腕バーリーに対して、66打数27安打(打率.409、1本塁打)とカモにしている。

現役時代、バーリーはホワイトソックスで井口資仁二塁手(当時。現千葉ロッテ監督)や高津臣吾投手(現ヤクルト投手コーチ)、ブルージェイズで「ムネリン」こと川崎宗則内野手らとチームメイトだった。2005年にホワイトソックスの88年ぶりのワールドシリーズ優勝の立役者の一人だったことから、今でもシカゴでは「英雄」のように尊敬されている。2007年にはノーヒッターを達成。2009年には史上18人目(当時)の完全試合も達成している。

このバーリー、実はかなりの「ナイスガイ」だ。

彼はマイナー契約の川崎がメジャー昇格を果たし、その賢明なプレーと陽気な性格、そして物怖じせずにカナダや米国のテレビ局のインタビューに通訳なしで応える姿に感服していた。その川崎がチーム事情でマイナーに降格すると本気で落胆し、メディアが見ている前で目を真っ赤にして「今のこのチームにもっとも貢献し、必要な選手に対する不公平な決断だ」とGM批判とも取れることを言う人だった。

バーリーは我々日本人メディアに対しても時間が許す限り取材に答えてくれる人だったし、その答えもイチロー同様、とても気が利いていた。

たとえばイチローとの対戦について。

「あんまり簡単にヒットを打たれるから、ちょっとイラっとする。俺って普段から投げるテンポが速いから、彼が打席に立つときの儀式を崩しにかかったこともあるし、普段と足の上げ方を変えたり、タイミングを変えたり、球の握りをちょっと変えたりしたもんさ。その度にやった! 打ち取った! と思うんだけど結果は内野安打になる。だから最後は一塁ベースの上に立っているイチローに『はいはい、もう参りましたよ』って言いながら脱帽したんだ」

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