【広島好き】初完投決めた九里に続け！交流戦最後に連勝狙うファイターズ戦

初めて上がった9回のマウンドで、2本の本塁打を打たれた九里投手は、マウンドで悔しさをにじませましたが、9回を無四死球で投げ切ったあの熱投は、投手陣の現状を何としても打破したい九里投手の強い気持ちが込められていたと思います。

その熱投に呼応した打線が、14安打13得点で猛打が大爆発。ホークス戦の初戦と2戦目で打線が入れた得点は、わずかに2点だけと精彩を欠いていましたが、その鬱憤を晴らすかのように一挙8点を入れた6回表の猛攻は凄まじいのひと言。セ・リーグ首位であるカープの意地を見た思いです。

特に6連敗を阻止すべく6番指名打者で起用したザビエル・バティスタ選手が、3ランホームラン、ヒット、2ベースヒットを打った猛打賞の大活躍でその起用に見事応えて見せました。

九里投手のプロ初完投、そしてバティスタ選手の大爆発は、チームの連敗を5で止め、沈滞しかけていた嫌なムードも吹き飛ばしてくれました。

初戦を雨で流した6月6日と7日のファイターズ戦では、2戦目を野間峻祥選手のプロ初となるサヨナラ打で劇的勝利。3戦目では背水の陣だった中村祐太投手が3回に7失点を喫してしまった敗戦で1勝1敗でした。

今回先発する福井優也投手は、前回6月12日のバファローズ戦先発で6回102球4失点で負け投手。今回の先発マウンドは福井投手にとっても、リベンジのマウンドです。

ファイターズは、直近のスワローズ戦（札幌ドーム）で勝ち越したものの、前日の3戦目では1－5で敗戦。12安打を打ちながら繋がらず、スワローズ先発の小川泰弘投手と以降の継投の前にわずか1点止まりでした。

ファイターズ、カープ共に7連戦になりますが、カープには、真っ赤に埋め尽くされるマツダスタジアムの大声援があります。そして前日のファイターズ戦で、2ランホームランを打った4番鈴木誠也選手。バティスタ選手と共に猛打賞をマークした松山竜平選手。

そして、前回のファイターズ戦で、2戦目でサヨナラ打を含むマルチ安打、3戦目で本塁打を打っている野間選手と、勢いを持つ野手が多いだけに期待は大きくなります。

交流戦残り1試合となった今回のファイターズ戦。雨が心配な予報ですが、何としても勝って、苦しんだ交流戦を連勝で締めくくりたいところ。

強気の熱投でプロ初完投した九里投手に続く、福井投手のセ・リーグ首位の意地を見せる力投、好投に期待したいです。