人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2018年5月21日

大谷翔平からメジャー通算2,500奪三振を記録したバーランダーの復活

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
  • Line

デビューからの約9年の平均防御率が2点台後半だったのに対し、30歳になった1993年以降の4年間の同平均は3点台後半まで悪化し、1996年、33歳の時には当時のダン・デュケットGMに「彼(クレメンス)はもう峠を越した投手」などと酷評されて契約延長することなく、フリーエージェントとなったレッドソックスのユニフォームを脱いでしまった。

ところがクレメンスは新天地ブルージェイズ1年目の1997年、34歳の時に21勝、防御率2.05、キャリア最多の292三振を奪って自身4度目のサイヤング賞を獲得した。35歳になった翌年も同賞を2年連続で獲得する活躍を見せ、36歳でヤンキースに移籍(トレード)した1999年からはチームのワールドシリーズ3連覇に貢献。2001年には38歳で通算6度目の20勝を挙げて通算6度目のサイヤング賞を獲得し、41歳でアストロズに移籍した2004年にも同賞を獲得している。通算7度のサイヤング賞受賞はもちろん、史上最多だ。

ただし、クレメンスにはブルージェイズ移籍以降に知り合ったトレーナーとの「黒い関係」があり、今では「PED(パフォーマンス向上薬品)を使用したから復活した」という見方が固定化してしまった。当時のクレメンスが徹底的な自己管理と激しいトレーニングを自らに課していたのは有名だっただけに、(クレメンスの肩を持つわけではないけれど)ただ単にPEDを摂取したから成績が良くなったと考えられているのは残念な気もする。

話をバーランダーに戻そう。今年の彼が空振り率や三振率を劇的に向上させたとか何とかというのは数字が示す通り根拠のある理由だろうが、そのためにはまず何よりも健康でなくてはならないし、コンディショニングが上がってないことにはパフォーマンスも向上しない。今年はバーランダーを直接、取材するチャンスがないので「なぜそうなったのか?」は本当のところは分からないが、一つだけヒントがある。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ