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野球 コラム 2018年3月29日

大谷翔平と二刀流 ~黒木知宏 スペシャルインタビュー vol.1

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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―― 投手としてのスキルという点に関してはどうでしたか?

能力は凄かった。高校で160キロを投げるピッチャーなんていないわけですから。そのポテンシャルは凄かった。ただ、投げ方でいうと、まだまだ、上手く力を伝えることが出来ていないという状態にありました。

それをトレーニングコーチ、コンディショニングコーチ、ピッチングコーチ含めて、みんなで情報を共有しながら、大谷本人にとって一番何がベストなのか、それを彼に提供して、彼がそれをやっていくのか。もし、それが上手くいかなければ違うアプローチをしていくという点にすごく時間を費やしました。

―― ファイターズ在籍時からMLBを意識したトレーニングをしていましたか?

それは本人しか分からない。彼の凄いところは、プロに入ってくる時点で目指したのはアメリカでした。でも、ファイターズに入った時点でアメリカの話は全くしなかったんです。

自分が入ったチームのために自分は仕事をするということを大前提にできる選手。アメリカに行くためにファイターズで野球をやるということはしない選手。ただ、志は高いので、そこを踏まえた上で、自分の能力を高める練習は常にやっていました。

―― 大谷選手と5年間やってきて、印象に残っていることはなんですか?

2016年、優勝を決めた試合で、西武ドームで大谷が16奪三振をするのを見た時。あの試合は勝たないと優勝しない、という最後の試合で最高のピッチングが出来るあの凄さ。

僕はブルペンを担当していたので、次に投げるピッチャーは大変だなと(笑)。今まで努力してきたご褒美というか、野球の神様はちゃんといるんだなというのを、目の当たりにした試合だった。実は大谷がマウンドで投げている姿を見た時、ブルペンでは涙が出ました。感動しましたね。やっぱり、大谷は凄いなと改めてあの時思いました。

―― 今回メジャーに大谷選手が挑戦することで、黒木さんから何か声を掛けましたか?

特別難しいことや細かいことは、話をしていないですね。メールで言ったのは、いろんな人に憧れられる選手になれということ。とにかく、公私ともに見られている、という意識を持ってほしい。僕はそれだけで十分だと思っています。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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