人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2018年3月20日

【オリックス好き】田嶋大樹の“なで肩”にかかる期待

野球好きコラム by 藤原 彬
  • Line

ドライチ左腕・田嶋大樹は急な傾斜を描いている。投じる変化球の軌道でなければ、リリースポイントの話でもない。新人サウスポーの非凡さが一目でうかがい知れるのは、その左肩だ。

ユニホームの上からではわかりづらいが、試合前の練習やヒーローインタビューなど、シャツ姿のときには注目してみてほしい。首の付け根から左肩にかけて、それこそ「45度」を思わせるイメージで下っている。

いわゆる“なで肩”は、肩がこりやすいとされており、検索すると解消法ばかりがヒットするが、ピッチャーにとっては悪い要素ではない。それどころか可動域の広さから、ボールにより力が伝わることを根拠として「理想の体型」とも言われる。

その特異体質について、ピッチングのプロはどのような考え方を持っているだろうか。

ブルーウェーブとタイガースで通算176勝を挙げ、昨季までバファローズで投手コーチを務めていた星野伸之氏に尋ねると、「 “いかり肩”よりは“なで肩”の方がいいイメージがあります」としながらも、前者で活躍した選手もいるのだから、一概にどちらがいいとは言えないとの見解だった。

現役時代は同じく左投げ。プロ実働18年の星野氏はレフティーの身体の使い方を熟知する。

「“なで肩”だから(田嶋は)腕の位置が低いのかな。横ではないけど低くて、独特のところからボールが出てくる。可動域が広すぎると、ルーズショルダーのように、変なところにぶつかる怖さがありますけどね」。

「僕もルーズショルダーで肩が痛くなりますけど、医師いわく、投手は自分でうまく腕の位置を探すらしい。だから彼も、下がり気味の位置がちょうどいいのかもしれませんね。合っているなら問題ないと思います」。

“なで肩”は生活習慣によって生まれることもあるそうだが、生まれ持ったものがピッチングへプラスに働くのであれば、それは天が与えた才能というほかにない。

プロ野球をあまり見てこなかったというマイペースな性格も、同様だろうか。ところが、マウンドに上がると雰囲気がガラリと変わる点にも、星野氏は期待を込める。

「『なんじゃこら』というキャッチボールをしていますけど、逆に言えば力が抜けているのかな。ブルペンに入ったら、すごいガッと向かっていくようなピッチングになるから楽しみ」。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ