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バドミントン コラム 2021年12月28日

バドミントン山口と保木&小林が世界一、混沌の2021年に見えた新たな光

バド×レポ by 平野 貴也
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山口茜(再春館製薬所)

バドミントンの国際大会は、激動の2021年シーズンを終えた。最後の大舞台は、東京五輪の1年延期によって夏から冬へとスライドした世界選手権。日本は、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)がともに初優勝。混合複の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)が初の銀、山下恭平/篠谷菜留(NTT東日本)が初の銅、女子ダブルスで3連覇を狙った松本麻佑/永原和可那(北都銀行)が銅メダルとなり、計5つのメダルを獲得した。

振り返れば、ジェットコースターのような1年だった。コロナ禍で大会が少なかった上半期にトップ選手が出場した大会は4つ。ゆっくりと静かに東京五輪というヤマへ向かった。しかし、五輪が終わると、一転して超過密日程となった。延期されていた大会を一気に消化するカレンダーで、日本代表は9月から3カ月の長期遠征で8大会に参加。夏の東京五輪は、渡辺/東野が獲得した銅1個のみだったが、下半期は多くのメダルを獲得した。

山口は、男女混合団体のスディルマン杯、女子団体のユーバー杯で東京五輪の金メダリスト陳雨菲(チェン・ユーフェイ=中国)を2度破り、日本のエースとして活躍。個人戦では欧州2大会(デンマークOP、フランスOP)で連続優勝を飾った。世界選手権の決勝では、持ち味のフットワークと多彩なショットで東京五輪の銀メダリスト戴資穎(タイツーイン=台湾)をストレートで撃破。「世界選手権という大きな大会で勝てたことは、これからどんどん自信になっていくのかなと思う。今年の後半は特にたくさん試合があって、プレー面でも、精神的な部分でも、感じることは多かった。来年以降に自分なりにつなげて、より成長できたらと思う」と手ごたえを語った。

混合ダブルスの渡辺/東野は、安定して実力を示した。個人戦出場6大会すべてでメダル(金2、銀3、銅1)を獲得。年間成績上位者が出場するワールドツアーファイナルズ(以下WTF)と世界選手権では、初の銀。東京五輪の銅メダル獲得で自信がついたという東野は、前衛で鋭い攻撃を連発。後衛で得意のドロップショットを駆使した渡辺は、タフな1年を振り返り「コンスタントに成績を残せたことに一番、手応えを感じている。連戦だったので、フィジカル面がもう少しだったかなとは思っているけど、できる限りのことはできたかなと思う」と話した。

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