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バドミントン コラム 2020年5月18日

春の日本一決定戦のような豪華メンバー [2010年 大阪インターナショナルチャレンジの見どころ]

バド×レポ by 楊 順行
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園田・嘉村ペア/写真は2019年のもの

「春の全日本総合みたいですね」と表現したのは、のちにロンドン五輪出場に肉薄する平田典靖だ。橋本博且とペアを組んだばかりの前年、総合王者に輝き、世界ランクは13位まで急上昇。2010年の大阪には、その平田組をはじめ、各種目とも日本A代表がずらりとそろった。顔ぶれの充実ぶりは、なるほど、年間日本一を決定する全日本総合並みなのだ。「だからこそ、日本選手には負けたくない」と平田は続けたが、男子ダブルスではほかに、ロンドン五輪に出場する佐藤翔治/川前直輝、廣部好輝/遠藤大由(遠藤はのち、早川賢一とのペアでリオ五輪に出場)のA代表も4強に進出し、激しい優勝争いを繰り広げることになる。ソノカムこと園田啓悟/嘉村健士も、08年以来の出場。嘉村が大学生でまだB代表だが、園田がトナミ運輸に移籍したこの年から、着実にランキングを上げていく。

奥原選手/写真は2019年のもの

A代表がずらりの大会で、とりわけ豪華メンバーなのは女子ダブルスだ。3月中旬の全英オープンで4強に進んだ末綱聡子/前田美順こそ、過密日程を考慮して棄権したが、藤井瑞希/垣岩令佳、松尾静香/内藤真実、高橋礼華/松友美佐紀、福万尚子(パートナーは多谷郁恵)と、ビッグネームが4強を独占している。そもそも、大会前の世界ランキングでは藤井組5位、松尾組14位、高橋組22位と、このグレードの大会としてはかなりぜいたくなのだ。またこの年日本ユニシスに入社した松友は、女子シングルスにもエントリーしており、貴重なプレーぶりが見られるかも。廣瀬栄理子、平山優、後藤愛、佐藤冴香とやはりA代表のそろう女子シングルスには、大宮東高1年になったばかりの奥原希望、レアなところでは、ラグビー日本代表・田中史朗の奥様も出場しているから、目を皿にしてみては。

全英オープンで44年ぶりに決勝に進んだ田児賢一の姿こそなかったものの、8強すべてを日本勢が占めた男子単。B代表の武下利一や、単複を兼ねた園田がそこに食い込む健闘を見せ、決勝に進んだのは佐々木翔、山田和司のいずれもA代表。「(山田は)レシーブがいい」「佐々木さんのスマッシュ力はわかっている。どれだけ守れるか」とお互いを認める2人の勝負はどうなるか。そして混合複には、北京五輪後にロンドンを目ざして新たに結成した池田信太郎/潮田玲子の人気ペアが登場。前年12月、池田が右手首を骨折して以来、実戦は4カ月ぶりとなるが、復調度はいかに。

文:楊 順行

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楊 順行

1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し野球、バドミントンなどの専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆している。

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