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バドミントン コラム 2020年3月17日

バドミントン全英オープン、男女ダブルスで遠藤/渡辺ペア、福島/廣田ペアが初優勝

バド×レポ by 平野 貴也
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女子シングルスは、奥原希望(太陽ホールディングス)が4強入り。準々決勝でプサルラ・V.シンドゥ(インド)に逆転勝利を収めた試合は見事だったが、準決勝ではチェン・ユーフェイ(中国)にストレート負けを喫した。山口茜(再春館製薬所)は、リオ五輪の女王キャロリーナ・マリン(スペイン)に敗れてベスト8。高橋沙也加(日本ユニシス)と大堀彩(トナミ運輸)は、2回戦で敗退した。決勝戦は、前回と同じカードで、タイ・ツーイン(台湾)がチェンに昨年の雪辱を果たし、2年ぶり3度目の優勝を飾った。返球コースの予測が難しい球を駆使して相手を翻ろう。昨年末のBWFワールドツアーファイナルズに続き、ビッグタイトルを制した。

男子ダブルスは、遠藤/渡辺が、日本の他の3組の敵討ちをする形で優勝した。園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)は、2回戦でロシアのペアに接戦の末に敗戦。初出場の古賀輝/斎藤太一(NTT東日本)が1回戦、保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)が2回戦で世界ランク2位のアッサン/セティアワン(インドネシア)に敗れたが、遠藤/渡辺が3回戦でインドネシアのレジェンドペアをストップ。準決勝ではロシアペアを破った。

女子ダブルスは、高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)が4強入り。福島/廣田との準決勝は完敗だったが、準々決勝では世界ランク1位のチェン・チンチェン/ジァ・イーファン(中国)をファイナルゲームで破り、底力を見せた。松本麻佑/永原和可那(北都銀行)は、2回戦で初出場の志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)を破ったが、準々決勝でドゥ・ユエ/リ・インフイ(中国)に敗れた。

混合ダブルスは、世界ランク4位の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)が2回戦で敗退。3年連続の決勝進出はならなかった。地元英国の声援を受けて躍動したエリス/スミスにストレート負けを喫した。保木/永原は、1回戦で敗れた。優勝候補筆頭のツェン・シーウェイ/ファン・ヤチョン(中国)が2回戦で敗れる波乱があった。優勝したのは、準々決勝で第2シードのワン・イーリュ・ファン・ドンピン(中国)を破ったヨルダン/オクタヴィアンティ(インドネシア)だった。

五輪レースにおける最後のスーパー1000である全英オープンが終了し、いよいよ出場権獲得選手が明らかになってきた。日本勢では女子シングルスの奥原、山口と、女子ダブルスの福島/廣田、混合ダブルスの渡辺/東野組が出場を確実とした、しかし、準々決勝の前日に、BWFは全英終了後に4月12日までの大会を中止および延期にすると発表。レースは中断された。日本代表は、出国時には、大会後も英国に残って合宿を行い、インドやマレーシアに向かう予定だったが、予定を変更して帰国する。

中断期間には、スーパー750のマレーシアオープンなど五輪レースの重要な大会も含まれており、五輪出場権の獲得条件は見直しが行われる見込みだ。次の大会がいつあるか分からず、レースもどのように変更されるか分からない状況となり、出場権を確実にしていない選手にとっては、特に、気が休まらない状況となった。IOC(国際オリンピック委員会)やBWFの判断が待たれる。

文:平野貴也

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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