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バドミントン コラム 2020年3月9日

バドミントン全英オープン、桃田不在でも東京五輪に向けた注目大会

バド×レポ by 平野 貴也
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純粋に、この大会の見どころで言えば、日本勢では、女子の種目で好成績が期待できる。女子ダブルスは、世界ランク2位で世界選手権2連覇の松本麻佑/永原和可那(北都銀行)が18年にベスト4、昨年に準優勝。同3位の福島由紀/廣田彩花(アメリカンベイプ岐阜)が18年に準優勝、昨年はベスト4。ともに惜しいところで負けているだけに、今回は強豪の海外勢に勝ってタイトルを取りたい。女子シングルスは、奥原のほかに18年に準優勝している山口茜(再春館製薬所)も有力候補となる。

一方、男子は、男子ダブルスと混合ダブルスに出場する渡辺勇大が、この大会で好成績を挙げている。東野有紗(日本ユニシス)と組む混合ダブルスでは、2018年に初優勝、昨年も準優勝と2年連続で決勝を戦っており、遠藤大由(日本ユニシス)と組む男子ダブルスでも、2018年に4強入りを果たしている(遠藤も早川賢一とのペアで16年に準優勝の経験がある)。

ただし、今季は出場を予定していた1月の東南アジア遠征や2月のアジア団体選手権を回避しており、2種目とも今季初戦となるため、コンディションが気になるところだ。男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)も今季初戦のマレーシアマスターズで2回戦負けしており、復調具合が注目ポイントになる。

また、今大会は、日本勢だけでなく、海外勢の動向も気になる。欠場する桃田も、6日の記者会見で「(ほかの選手の試合は)気になります。どんなプレーをして、どんな試合をするのか。ライバルでもありますが、選手たちを尊敬していますし、この人とこの人が対戦したら、どんな試合になるのかなという気持ちもあるので、見られる限り、全試合見たいと思います」と話していたが、特に男子シングルスで桃田のライバルとなる石宇奇(シー・ユーチ=中国)は、昨年7月のインドネシアオープンで左足首を負傷。10月に復帰したが、以降は優勝していない。好成績を収めたのは、昨年11月のマカオオープン(準優勝)と、今年1月のタイマスターズ(ベスト4)で、どちらもBWFワールドツアースーパー300だ。大舞台でどこまで調子を上げてくるか注目だ。

女子シングルスでは、世界ランクを1年で50位から9位まで上げてきた18歳の新星アン・セヨン(韓国)が、初戦で前回女王のチェン・ユーフェイ(中国)と激突。初日から好カードとなった。バーミンガムと日本の時差は、9時間。各種目の決勝戦が行われる15日(日)は正午(日本時間21時)から試合が開始される。

文:平野貴也

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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