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バドミントン コラム 2018年12月17日

ツアーファイナルズに見た「日本の確かな成長」と「海外勢の追い上げ」

バド×レポ by 平野 貴也
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女子ダブルスと並んで金メダルが有力視されていた男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、決勝戦で中国の若きエース石宇奇(シー・ユーチー)に思わぬ完敗を喫した。世界選手権の決勝戦を含めて過去3戦全勝していたが、得意としているネット前への球を完全に封じられ、最初からスピードを上げて来た相手の強打、カットスマッシュの打ち分けに圧倒された。石宇奇は「今までは相手のスタイルが分からず、対応できなかったが、今回は自分の戦略を徹底できた」と話し、桃田は「相手のタッチが速く、研究されていると感じた。完敗だと思う」と肩を落とした。今季、日本代表に復帰して世界選手権を優勝、世界ランク1位に上り詰めた桃田だが、追われる立場での難しさが見えて来た。敗れたとはいえ、いまだ世界1位の評価は変わらないが「消極的になった。プレッシャーがかかる場面でも自分のプレーができるように対策を考えたい」と敗戦を糧に絶対王者となるべく、さらなる成長を誓った。

女子シングルスは、奥原希望(日本ユニシス)が銀メダルを獲得した。決勝では、好敵手のプサルラ.V.シンドゥ(インド)に敗れたが、大会を通じて守備をベースにした対応力の高さを見せた。準決勝では、2週間前の全日本総合選手権で敗れた山口茜(再春館製薬所)への雪辱も果たした。所属する日本ユニシスを年内で退社することを発表済みで、決勝後には「来年から結果が求められる中、新しい環境でどこまでどん欲になれるか楽しみ」と五輪レースへの意気込みを示した。山口も大会を通じて、攻め急ぐ課題の克服に取り組みながらゲームを展開し「来年につながる大会になった」と手ごたえを得ていた。日本が誇る奥原と山口のダブルエースは、ともに世界トップレベルにあるが、この種目は混戦模様だ。今大会は、世界選手権優勝のキャロリーナ・マリン(スペイン)が欠場。山口が戦った世界ランク1位の戴資穎(タイ・ツーイン=台湾)も試合途中で棄権し、本領発揮はならなかった。五輪レースでは、マリン、戴資穎、シンドゥと日本勢の直接対決がどのような流れを生んでいくか注目される。

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